DOOM from UK
バイオグラフィー
Doomの前身バンドのThe SubvertersはBri (ギター)、Jon (ボーカル・ベース) & Hog (ドラム)で活動していた。
ドラムにMick Harris(Napalm Death)が加入した時にDoomと改名してDoomは始まった。
このメンバーでクロスオーバーメタルスタイルのライブを1、2回したがBriとJonはこのサウンドは自分たちが望むものと違うと思い結果的にMick Harrisとメタルスタイルの音楽を捨て、Doomの代名詞的なDischarge直系のクラストパンクスタイルを確立していく。
Jonはベースを辞めてボーカルに専念しベースにPeteが加入し、MickはNapalm Deathに加入するため脱退、丁度バンドをしていなかったStickが悪名高いMermaid Pubでの泥酔会議の後ドラムで加入することになる。
この時に”本当”の意味でのDoomが結成される。
このメンバーでリハーサルが始まったのが1987年の中頃である。
この頃小さなレーベルであったPeaceville が始まる。
彼らは口コミでDoomの事を知りPeaceville第一弾のコンピレーション”A Vile Peace” LPに参加しないかと持ちかける。
1987年8月28日に最初のデモをスタジオで録音した。
残念なことにPeteは初レコーディング前に手首を骨折してしまい、代わりにJim(Napalm Death & Ripcord)が演奏し録音された。
3曲録音されそのうち2曲が”A Vile Peace”に収録されている。
最初の音源が強力なものだったのでPeacevilleはフルアルバムを作成しないかと持ちかけ彼らも同意した。
1987年11月27日に”War is big business”デモを録音しライブ会場でカセットテープで販売された。
1988年2月 “Rich Bitch”スタジオにてデビューアルバム ”War Crimes Inhuman Beings” 用に21曲録音された。
この時期Doomは常にイギリスでライブを展開し突き進んでいた。
“Doomsday”デモもこの時期に録音された。
1988年の終わりにBriは個人的な理由でバンドを脱退したいと告げた。
彼はPeacevilleより発売された”Bury the dept - not the dead” split LP with No Securityの録音作業の為に長時間スタジオに缶詰状態であった。
”Police Bastard” 7”epも同じ時に録音された。
それに加えJohn Peel Showに招かれ”Peel Session” LPも同じ頃に録音された。
1988年4月にBriは長期間のヨーロッパツアーの不満からバンドを脱退した。
Doomはその後も活動を続け、別のギターを加入させたものの上手く行かず、Jonがギター・ボーカルを務め解散する1988年8月までこのメンバーで活動した。
バンドの終焉の為、JonはPolice Bastardを結成し、StickはExtreme Noise Terrorに加入しその後Dirtに加入する。
運命は続き
1992年に初期のメンバーBri, Jon, Pete & Stickの4人で再結成し日本ツアーを行い、"The Greatest Invention” 12”LPをVinyl Japanより発売する。
この音源がこのメンバーでの最後の録音になった。
この時点でバンドはすでに潰れていたがBriとStickは新メンバーを加えバンドを続けることにした。
ボーカルにTom(Genital Deformities) & ベースにMallを迎え split LP with Selfishと split 7”ep with Hiatusを録音した。
Mallはすぐに脱退しScoot(Largactyl)がベースで加入した。
このメンバーで”Doomed to Extinction” split 7”ep with Extinction Mankind、
”Fuck Peaceville” 2xLP & “Hail to Sweden” 7”epが録音された。
1994年にこのメンバーで行われたヨーロッパツアーの模様はMCR Companyより発売された “Video Doom” に収録されている。
1995年にスカンジナビアツアーが計画されたがScootは家庭の事情から参加できない為にDenis(Blood Sucking Freaks)が代わりに参加し、そのツアーの後にChris(Suffer)が正式に加入する。
Tomもツアー前に脱退しボーカルにWayne(Blood Sucking Freaks)が加入する。
スカンジナビアツアー中に”Monarchy Zoo”がSunlight Studioにて録音された。
バンドのメンバー構成はWayne(ボーカル)、Bri(ギター)、Denis(ギター)、Chris(ベース) & Stick(ドラム)になり
1996年6月に”Rush hours of the gods” LPが録音されFlat Earth Recordsより発売される。
1997年にsplit 10” with Cressが同じくFlat Earth Recordsより発売される。
2001年に”World of shit” LPがVinyl Japanより発売される。
運命は再び続き
Wayne(ボーカル)、Bri(ギター)、Stick(ドラム) & Andy(ベース from Disaffect & Scatha)で活動していたが
2005年3月18日にWayneがてんかん性発作により自宅で亡くなる。
2010年にDoomはメンバーを家族で保ち再活動を始めた。
Scoot(ベース)、Stick(ドラム) 、Denis(ボーカル) & Bri(ギター)